海うみの状況じょうきょうは、日ひごと、時間じかんごとに変化へんかします。風かぜの向むきや波なみの高たかさ、潮しおが満みちているのか（満潮まんちょう）引ひいているのか（干潮かんちょう）など、海うみの状況じょうきょうをしっかり確たしかめてから入はいりましょう。

おだやかな海うみ

荒あれている海うみ

満潮まんちょう時じの海うみ

干潮かんちょう時じの海うみ

海うみでは、遊泳ゆうえいエリア内ないであることと、青あおい旗はたが出でていることを確認かくにんし、ライフセーバーがいるところで泳およぎましょう。

さん橋ばしのふちは、落水らくすいの可能性かのうせいが高たかいので大変たいへん危険きけんです。波なみがかぶりやすいため、すべりやすくなっている場合ばあいがあります。水辺みずべに行いくときは、すべりにくいかかとのついたサンダルやアクアシューズ等などをはいていきましょう。また、ふちから水面すいめんをのぞきこんだりしないようにしましょう。

海うみで遊あそぶ時ときには必かならずうく物ものを持もっていくか、あらかじめ身みの回まわりにあるうく物ものを確認かくにんしておくと、いざという時ときに役立やくだちます。

女おんなの子こ：ハヤトは泳およぎが上手じょうずだから、おぼれるはずがないと思おもっていたの…。
男おとこの子こ：「助たすけてー！」とも言いわないし、ふざけているのかと思おもっちゃったんだ。

おぼれている人ひとは「助たすけてー！」と声こえをあげることすらできません。そのため、まわりの人ひとは気きづきにくいのです。

おぼれている人ひとを助たすける方法ほうほうのひとつ「リーチ」は、ロープや棒ぼうなどをおぼれている人ひとの手てに届とどくように差さし出だす方法ほうほうです。救助者きゅうじょしゃは腹はらばいになったり、固定こていされたものにつかまったりして、水中すいちゅうに落おちないように気きを付つけます。

おぼれている人ひとを助たすける方法ほうほうのひとつ「スロー」は、ペットボトルやふ力りょくのあるボールなどをおぼれている人ひとに投なげ入いれる方法ほうほうです。海うみなどでは風かぜに影響えいきょうを受うけないようにするために、中なかの水みずを少すこし残のこしておくと、より遠とおくに飛とばすことができます。

うく物ものを受うけ取とったら、力ちからを抜ぬいてあお向むけになり、胸むねの前まえにかかえるようにして、呼吸こきゅうしやすい姿勢しせいを保たもちましょう。

ライフジャケットを身みに付つけるときの注意点ちゅういてんを見みてみましょう。自分じぶんの身体からだにあったサイズのものを身みに付つけ、チャックやバックルをしっかりと装着そうちゃくします。

ライフセーバーは、水辺みずべの事故じこ防止ぼうしを目的もくてきとした、かん視しや救助きゅうじょ活動かつどうを行おこなっている有資格者ゆうしかくしゃです。何なにかあれば救助きゅうじょ活動かつどうをするのはもちろんですが、事故じこを起おこさないように見み守まもるのがライフセーバーの使命しめいです。何なにか困こまったことや助たすけてほしいことがあったら、遠えんりょなく伝つたえましょう。
ライフセーバーが救助きゅうじょした年ねんれい別べつの割合わりあいは、以下いかの通とおりです。

海うみで救助きゅうじょされた人々ひとびとがおぼれた原因げんいんを、「自然しぜんによるもの」と「個人こじんによるもの」とに分わけて考かんがえてみましょう。それぞれ、どのような原因げんいんがいちばん多おおいでしょうか。